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劇都仙台で生まれ変わってゆく演劇祭

 仙台市は1997年から「劇都仙台」を掲げていますが、その始まりは仙台市青年文化センターの開館(1990年)によってスタートした「仙台演劇祭」といえます。演劇祭は10年間継続され、市街各所で公演を行った仙台の劇団数が99団体、うち13劇団が期間中に誕生、県外から31劇団の参加を数え、のべ5万人強が来場する活況に至りました。そして、時代の変化とともに東京からの招聘演劇祭や、東北と歴史がテーマの野外フェス「街が劇場になる日(マチゲキ)」など、演劇祭のスタイルも変化したのち、これらの要素を受け継いで2008年に劇団四季「美女と野獣」仙台公演に合わせリニューアルされた到達点が「杜の都の演劇祭」です。
 
 街なかの素敵なカフェやレストランを舞台に、お店の自慢の料理といっしょに「ものがたり」を堪能する“あたらしい演劇の楽しみ方”。それは仙台で生まれた独自のスタイルです。翌2009年は仙台文学館の開館10周年記念として初代館長井上ひさし氏によるセレクションで演目を統一し、“現代社会への文学の再提示”など、内外から高い評価をいただきました。
 
 このプロジェクトは、演劇に携わる表現者と、店舗などの経営に携わる表現者とが繋がり、それを仙台市と公益財団法人仙台市市民文化事業団が支える「三者協働」です。人と街との中にイマジネーションを届ける試みが、生活の中に沁みるように成長している手ごたえを、少しずつですが、しかし確実に実感しています。